藤田文武共同代表の件、報道を追っていくと「秘書の会社に仕事を出していた」「公金が還流しているのではないか」という“疑惑パッケージ”ばかりが先行していて、中身の検証がまだまだ薄い印象がありますね。兼業の許可も出ている、仕事自体も実際に行われている。ここまでは本人側も認めていて、法的な白黒がついたわけではありません。
本来、焦点になるべきなのはかなり限定的です。
- 公設秘書の兼業が「実務上どこまで」行われていたのか(秘書業務に支障があったのか)
- 身内企業への発注額は、相場と比べて妥当だったのか(中抜きや過剰利益があったのか)
ここが数字と資料で検証されないまま、「身内」「還流」「疑惑」というワードだけが独り歩きしている。本来は領収書や見積もりの比較、業務実態の説明がもっと取材されていいところだと思います。
とはいえ、タイミングと“標的”の選ばれ方は象徴的です。
連立入り直後、しかも維新の中でも保守色が強く、これから前面に出てくると見られていた藤田氏が最初の「政治とカネ」案件として抜かれた。維新そのものへのスキャンダル攻勢が本格的にスタートしたサイン、と見ることもできます。
橋下徹氏がテレビで藤田氏を厳しく批判したのも、「創業者自らが“甘さ”を切り離すポーズを取った」と読めますし、メディア側から見れば「維新内部からも問題視」という構図がつくりやすい。まだ疑惑段階にもかかわらず、ストーリーだけが先に走っている感じは否めません。
結局のところ、
- 本当にアウトなのか
- 単なる“グレーな実務慣行”なのか
- あるいは「維新つぶし」の第一弾として利用されているのか
ここは、これからの取材と説明次第ですね。いま言えるのは、「いよいよ維新のスキャンダル探しが本格的に始まった」「しかも最初の標的が藤田文武だった」という事実そのものが、これからの展開を象徴している、ということかもしれません。あなたは今回の件、どこまでが“問題”で、どこからが“印象操作”だと思いますか?

🤣維新スキャンダルの連鎖と与党入りで加速するメディアの攻撃!
10月21日、高市早苗氏が日本初の女性総理として正式に指名され、政界は一時的に祝賀ムードに包まれました。しかし、その裏で、メディア各社の視線はすでに新たな標的を捉えています。次に矢面に立たされるのは、連立与党入りした日本維新の会。野党時代に...

