討論会での野田佳彦氏の受け答えは、「慎重に」「選挙後に結論」と判断を避ける言葉が続き、多くの視聴者に失笑を与えました。中道改革連合が掲げる「中道」は、本来は現実的で穏健な立場を意味しますが、この場面では「決められない」「責任を先送りする」という印象を強めたのも事実です。
その直後に行われた名護市長選で、オール沖縄勢力が大差で敗れたことは、こうした曖昧さが有権者に支持されにくい現実を、数字で示した結果とも言えるでしょう。沖縄政治は今、明らかな転換点に立っています。
🤨討論会で露呈した「中道」の限界
2026年1月24日のネット党首討論会で、野田氏は辺野古移設について明確な賛否を示しませんでした。「県民の声を踏まえる」「慎重に対応する」といった表現は、調整段階では理解できても、公開討論の場では覚悟不足として受け取られがちです。
他党首からも曖昧さを指摘され、中道の姿勢は柔軟さではなく不透明さとして映りました。
😵共同代表制が抱える不安定さ
中道改革連合は野田氏と斎藤鉄夫氏の共同代表制ですが、討論会に斎藤氏は不在でした。そのため、党としての補足説明はなく、有権者には「方針が固まっていない政党」という印象を与えました。多様な立場を束ねる仕組みである共同代表制は、重要政策で足並みがそろわなければ、弱点が露呈します。
😟公明党の現実路線と立憲の反対姿勢
旧公明党は普天間基地の危険性除去を優先し、辺野古移設を現実的な代替案として容認してきました。一方、旧立憲民主党は民主党時代から一貫して反対を掲げ、沖縄県連を中心に「新基地建設中止」を訴えてきました。両者の立場は根本的に異なり、その溝は簡単には埋まりません。
🤯中道改革連合に生じたねじれ
推進と反対という正反対の立場をまとめた結果、中道改革連合は辺野古問題で明確な統一見解を示せていません。「慎重に対応」という玉虫色の表現が増え、討論会での野田氏の発言は、その矛盾が公の場で露呈した象徴でした。
😴名護市長選が示した民意の変化
名護市長選では現職が約9500票差で勝利し、前回、前々回より差は大きく拡大しました。基地問題を前面に出さず、生活や経済を重視した訴えが支持を集めた一方、反対派の動員力は低下しました。基地問題一色の政治が響きにくくなっている現実が浮き彫りになりました。
😥「オール沖縄」弱体化の背景
オール沖縄は辺野古反対で結集しましたが、時間とともに生活や経済との優先順位のズレが広がりました。物価高や雇用、子育て支援など、身近な課題を重視する有権者が増える中、基地問題だけでは結束を維持しにくくなっています。
😐衆院選への影響
反対派の候補統一は難航し、票割れの可能性が高まっています。玉城知事は衆院選を「争点違いの選択」と位置づけ、基地問題一本化を避けています。その結果、現実路線を掲げる勢力が有利になるとの見方も出ています。
😵政治における「中道」の難しさ
宗教的な中道は調和を重んじる理念ですが、政治は選択と責任が不可欠です。今回の辺野古問題では、中道改革連合の曖昧さが「どっちつかず」という印象を強めました。安全保障のような重いテーマでは、曖昧さは信頼低下に直結します。
😌選挙に行くことの重要性
討論会での失笑と名護市長選の結果は、「決められない政治」が支持を失いつつある現実を示しました。理念だけでなく、現実的な判断と責任が求められています。だからこそ衆院選は重要です。失望で終わらせず、自分の意思を示す場として、必ず選挙に行きましょう。










