🤣玉木雄一郎と国民民主党は一発屋?「103万円の壁」と支持率急落の行方

2024年の衆院選で「手取りを増やす」「103万円の壁を動かす」という分かりやすいメッセージで一気に存在感を高めた国民民主党。公示前7議席から28議席へと約4倍に増え、支持率も一時は12%前後に達しました。

それが2025年に入ると、山尾志桜里氏の公認騒動や候補者選びの炎上、玉木雄一郎代表の発言ミスなどが重なり、支持率は5%前後まで急落。「一発屋の芸人と同じではないか」という雰囲気が出てきています。

とはいえ、ガソリン税や年収の壁の議論を進めてきたのも事実。みなさんは、今の国民民主をどう評価されているでしょうか?一緒に少し落ち着いて整理してみたいと思います。

😁「103万円の壁」で跳ねた国民民主党ブームとは?

まず押さえておきたいのは、2024年衆院選での躍進です。国民民主党は、「手取りを増やす」「103万円の壁を見直す」というキャッチーなフレーズを前面に出し、公示前7議席から小選挙区11、比例17の計28議席へと一気に勢力を拡大しました。世論調査でも、朝日新聞の調査で支持率が12%前後まで上昇し、一時は立憲民主党を上回る「野党第1党級」の数字を示した時期もありました。

背景には、物価高や実質賃金の目減りに直面する中で、「とにかく手取りを増やしてほしい」という有権者の切実な感覚がありました。「103万円の壁」は、その不満や不安の“象徴”として多くの人の目に留まり、SNSでもハッシュタグがトレンド入りを繰り返しました。

政策の中身すべてが理解されていたとは言い難いかもしれませんが、「生活に直結するワンフレーズ」が、国民民主のブランドを一気に押し上げたことは確かでしょう。

🤔ブームの反動と支持率急落:「騙された」の声の背景

しかし、その勢いは長くは続きませんでした。2025年に入ると、まず参院選に向けた候補者擁立をめぐる混乱が表面化します。山尾志桜里氏の比例候補公認方針が報じられると、過去の不倫疑惑なども相まってSNS上で大炎上。

当初は「確認書」を条件に公認を決定したものの、批判は収まらず、最終的には公認取り消しというドタバタ劇になりました。足立康史氏、須藤元気氏、薬師寺道代氏ら、他の候補予定者をめぐる議論も重なり、「不倫まみれの政党」「人選が雑すぎる」といった辛辣なコメントがSNS上に並びました。

その結果、2025年春以降、朝日・読売・日経など各社の世論調査で支持率は8%→6%→5%台へと下落。「#国民民主党に騙されるな」「#国民民主党にガッカリ」というハッシュタグも広がり、「103万円の壁にだけ期待して入れたが、それ以外は想像と違った」という“目覚め”のような空気も生まれてきます。一発屋のヒット曲が飽きられた後、「他に代表曲が無い」と言われてしまう状況にどこか似ていると感じる方もいるかもしれません。

😟玉木代表は「いい人」だけど政治家としてはどうか?

こうした中で、玉木雄一郎代表への評価も揺れ動いています。「人間的には良さそう」「説明は分かりやすい」といった声は今も根強く、街頭演説やテレビ出演での柔らかな印象に惹かれた方も多いでしょう。

一方で、山尾氏公認をめぐる迷走、参院選候補者をめぐる判断の遅れ、日本外国特派員協会での英語会見で「女性にとって理解するのが難しい」と誤解を招く説明をしてしまった件など、「決断のタイミング」「言葉選び」の甘さを指摘する意見も目立ちます。

さらに、代表自身の週刊誌報道や、幹事長の「趣味は玉木」といった発言が、冗談として紹介される一方で、「身内ノリに見える」「政策より芸で話題を取ろうとしているように見える」という批判にもつながりました。

人柄の良さと、政治家としての冷徹な判断力や戦略性は必ずしも一致しません。みなさんは、玉木代表について「いい人だから任せたい」と感じるでしょうか。それとも、「いい人だからこそ、厳しい交渉の場では不安」と感じるでしょうか。

😥榛葉幹事長という“最後のセーフティネット”?

一方で、「榛葉賀津也幹事長がいなかったら、もっとひどいことになっていたのではないか」という見方もよく聞かれます。榛葉氏は、防衛副大臣や外務副大臣の経験を持ち、組織運営や与野党協議の現場をよく知るベテランです。

「103万円の壁」やガソリン税の議論においても、自民・公明・維新との調整役として動き、実務面での貢献は小さくありませんでした。支持者の中には、「玉木代表が前面に立って空気を作り、榛葉幹事長が裏方でブレーキを踏んでいる」という受け止め方をしている人もいます。

候補者選びの炎上局面でも、榛葉氏がメディア対応や説明の軌道修正に動いたことで、傷口が広がるのをある程度防いだとの見方もあります。もちろん、幹事長自身の発言が火に油を注いだ場面もあり、全てがうまくいったわけではありません。

それでも、「玉木代表一人だったらもっと支持率が落ちていたかもしれない」という読みは、そこまで的外れではないのかもしれません。みなさんは、現在の“玉木×榛葉コンビ”をどう評価されますか?

😵高市総理が解散したら、国民民主の議席はどこまで減る?

では、仮に高市早苗総理が近いうちに衆院解散に踏み切った場合、国民民主の議席はどう動くのでしょうか。2024年衆院選で28議席を獲得した国民民主ですが、その多くは比例や接戦区での勝利でした。

現在の支持率が5%前後に低下していること、高市内閣の支持率が50%前後と高水準で推移していること、自民・維新の連立効果で保守票が集中しやすくなっていることなどを踏まえると、小選挙区での当選維持はかなり厳しいと見る向きが多いです。

シミュレーションによって幅はありますが、「28議席が10〜15議席程度まで減る」という予測は、専門家やメディアの分析でもよく見かけるレンジです。最悪の場合、小選挙区はほぼ全滅し、比例代表での数議席にとどまるシナリオも否定できません。

逆に、補正予算や追加の「手取り増」策で一定の成果をアピールできれば、20議席前後をかろうじて維持する可能性もあります。みなさんは、次の総選挙で国民民主がどの程度“残る”と見ているでしょうか。

😫一発屋で終わるのか、「次のヒット政策」を出せるのか

「103万円の壁」で一躍脚光を浴びた国民民主が、このまま“一発屋”で終わるのか。それとも、「次のヒット政策」を打ち出して再び存在感を示せるのか。今はその分岐点にあるようにも見えます。たとえば、「130万円の壁」や中間層向けの税制見直し、社会保険料の負担軽減といったテーマは、依然として多くの有権者にとって切実な課題です。

また、ガソリン税やエネルギー価格の議論も続いています。ただし、これまでの流れを見ると、単に「分かりやすいスローガン」を重ねるだけでは、逆に有権者の厳しい視線を招きかねません。候補者選びの基準や党内ガバナンスを見直し、「誰を前面に出すのか」「どのように説明するのか」という部分も含めて、地味でも信頼を積み上げていく必要があるでしょう。

玉木代表を続投させるのか、榛葉幹事長ら他のメンバーにバトンを渡すのか?その選択も、次の総選挙に向けた大きな論点になっていきそうです。

😴まとめ:一発屋か、再起か?

ここまで見てきたように、国民民主の現在地は「ブームの後に残った素顔」が問われるフェーズと言えそうです。2024年の衆院選で28議席、支持率12%という“ヒット”を飛ばした一方で、候補者選びや発言をめぐる迷走から、「騙された」「やっぱり旧民主系と同じ」といった失望も広がりました。

玉木雄一郎代表は、人柄の良さや分かりやすい説明で支持を集める一方、政治家としての決断力や戦略性には疑問符もつきます。榛葉賀津也幹事長は、その足りない部分を支える“セーフティネット”のような役割を果たしているようにも見えますが、それだけで支持率の低下を食い止めるのは簡単ではありません。

高市総理が解散に踏み切れば、28議席が10〜15議席程度に縮小する可能性も指摘されています。とはいえ、「103万円の壁」をはじめ、実際に制度改正を前に進めてきた側面もある以上、単純に「おかしくなった」と切って捨ててしまうのも、少しもったいない気もします。

私たちは、国民民主に何を期待し、どこまでを許容範囲と見るのか。一発屋として笑い飛ばすのか、それとも次の一歩を見守るのか。みなさんなら、どう判断されますか?

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