今夜は米国の10月雇用統計が発表されます。前回は雇用者数の伸びがわずか2.9万人にとどまりましたが、今回は6.5万人程度への回復が予想されています。
一方、賃金上昇率は前年比2.9%への鈍化予想です。雇用の回復と賃金インフレの落ち着きが同時に確認されるのか、注目が集まります。
🇺🇸 米国・10月 非農業部門雇用者数(NFP)・失業率・平均時給 📊 ドルとゴールドの分岐点
概要: 米国の雇用者数、失業率、平均時給を調べる重要指標です。雇用の強さは米国経済の状態を示すだけでなく、FRBの金融政策や金利見通しにも影響します。

発表日時: 2026年11月6日(金)22:30(日本時間)
前回値(9月):
- 非農業部門雇用者数:+2.9万人
- 失業率:4.2%
- 平均時給:前月比+0.1%、前年比+3.0%
市場予想(10月):
- 非農業部門雇用者数:+6.5万人
- 失業率:4.2%
- 平均時給:前月比+0.3%、前年比+2.9%

📈 予想を上回る場合
雇用者数が大きく増加し、平均時給も強い結果となれば、米国経済の底堅さと賃金インフレへの警戒が強まります。
FRBが利下げを急がないとの見方から米国金利が上昇しやすくなり、ドル高要因となる可能性があります。ドル高や金利上昇は、金利の付かないゴールドにとっても重荷となります。
📉 予想を下回る場合
雇用者数の伸びが鈍く、平均時給も低下する場合は、労働市場の減速が意識されます。FRBの利下げ観測が強まり、米国金利の低下を通じてドル安、ゴールド高につながる可能性があります。
ただし、雇用悪化が深刻なら景気後退への警戒から株価にも下落圧力がかかる可能性があります。

➡️ 予想どおりの場合
雇用者数が予想に近い結果なら、平均時給と失業率が重要になります。雇用が回復していても賃金上昇が鈍化していれば、インフレ圧力の落ち着きが意識される可能性があります。
反対に賃金が強ければ、金利上昇観測が残ります。
📝 おさらいと今後
今回は雇用者数の回復だけでなく、賃金上昇率が注目ポイントです。雇用が強くても賃金が落ち着いているのか、それとも賃金インフレが続いているのかによって、ドルやゴールドへの影響は変わります。

来週10日には米国CPI(消費者物価指数)の発表も予定されています。雇用統計と物価指標を合わせて、米国の金融政策見通しを確認していきましょう。

