🤣日本人が知らない「YouTubeに中国語コメントが増えた本当の理由」

最近、日本語のYouTubeニュース動画のコメント欄に、中国語が目立つようになったと感じる人は多いのではないでしょうか。単に中国語の書き込みが増えたというだけでなく、日本語コメントに対して中国語で返信が付く場面も珍しくありません。

一般的に、コメントへの返信は同じ言語で書かれることが多く、それが一種の礼儀だと感じる人もいるでしょう。それにもかかわらず、あえて自分の国の言葉だけで返すのは、なぜなのか?YouTubeには翻訳機能があるとはいえ、翻訳しなければ読めない可能性が高く、日本人の視点から見ると一見不可解で、時に違和感や不快感を覚えるのも無理はありません。

しかし、この現象は個々の利用者のマナー意識の問題だけで説明できるものではありません。在日中国人を取り巻く社会的環境と、中国共産党による統治構造が長年かけて形づくってきた背景を踏まえると、より理解しやすい側面が見えてきます。

では、中国語コメントは一体、誰に向けて書かれているのでしょうか?

🤔最初に疑うべきはここ!中国語コメントは誰の声か

日本語ニュース動画に中国語で書き込んでいる層の中心は、短期の観光客ではありません。観光で訪日している人は、滞在中にニュース動画を見続けたり、コメントを書き込んだりする余裕はあまりありません。

継続的に日本語ニュースを視聴し、特定のチャンネルや話題に対して繰り返しコメントを書き込むのは、日本に生活基盤を持つ在日中国人です。永住者、留学生、就労ビザで滞在している人など立場はさまざまですが、共通しているのは「日本社会の中で生活しながら、中国語圏とも切れていない」という点です。

日常生活では日本語を使い、日本の制度やルールに従って暮らしていても、言語的・心理的な拠り所は中国語圏に残っています。そのため、コメント欄は日本社会に向けた発言の場というよりも、中国語話者に向けて自分の立ち位置を示す発信空間として使われやすくなっています。

😷なぜ日本語で返さないのか?背後にある“視線”

日本語コメントに対して中国語で返信する行為は、日本人との対話を目的としているわけではありません。また、日本人に対して意見を言いたいわけでもありません。議論を成立させたいのであれば、日本語で返した方が合理的です。それにもかかわらず中国語で返信するのは、「中国語を読める誰か」に向けたアピールだからです。

同じ在日中国人、あるいは中国本土や他国にいる中国語話者に対し、「日本人に言ってやった!」「自分は中国側の立場に立っている」「日本に住んでいても中国を裏切っていない」というシグナルを送る意味合いが強くなっています。日本語をあえて使わないこと自体が、「どちら側に属しているのか」を示す立場表明として機能しているとも言えます。

😷実は国外でも続く、中国共産党の監視社会

中国共産党による監視社会の影響は、ウイグルやチベットなどの少数民族だけの問題にとどまりません。一般の中国人にも、そして国外に移住した中国人にも及びます。国家情報法や反スパイ法の存在は、国外在住者に対しても「国家への協力義務」を意識させるものであり、実際に家族への圧力や越境監視が報告されてきました。

こうした情報に触れることで、「国外に逃げても完全に自由になれるわけではない」「何を言い、何を言わないかは常に見られているかもしれない」という感覚が広がっています。その結果、政治的に中立でいるよりも、あえて分かりやすく中国寄り、場合によっては反日的な発言をしておく方が安全だと感じる人が生まれます。

YouTubeは、中国本土では制限されている一方、比較的自由に利用できるため、中国語話者が集まりやすい数少ない空間です。そのコメント欄は、立場を可視化しやすいアピールの舞台になったと思われます。

😵反日を書くほど褒められる?中国SNSの異常な空気

中国のSNSでは、反日的な投稿を行うと大量の「いいね」や称賛が集まることが珍しくありません。ただし、ここで見落としやすいのは、その称賛を送っている主体が「どのような人々なのか」という点です。反日投稿を熱心に支持・拡散している層には、日本に渡航した経験がない人や、海外渡航そのものが身近でない若年層が少なくないとされています。

いわゆる「小粉紅(シャオフェンホン)」と呼ばれる過激な愛国ネット民が中心となりやすく、彼らの日本観は実体験というより、学校教育、官製メディア、SNSの表示アルゴリズムによって形づくられやすい傾向があります。

中国全体ではパスポート保有率は15%ほどであり、海外渡航の経験が乏しいほど、現地の生活感や人間関係に触れないままイメージが固定化されやすく、強い言葉ほど評価される空気が生まれやすくなります。

😴日本を褒めると危ない?沈黙を選ばせる現実

「日本って本当にいい国だよ」と中国語で発信したら、何か不利益が起きるのか。これは言い過ぎに聞こえるかもしれませんが、中国本土の言論環境や、国外在住者にも影響が及ぶとされる監視・圧力の報告を踏まえると、当人がリスクを意識して自己検閲するだけの理由はあります。

現実に起こりやすいのは、SNS上の過激な愛国ネット民(小粉紅など)による炎上、罵倒、通報です。日本を褒める投稿が「売国」「スパイ」などのレッテル貼りを受け、通報が重なることで投稿削除やアカウント制限につながる、といった展開は起こり得ます。

さらに、本人だけでなく本土にいる親族への間接的な圧力が語られていることも、在日層の警戒心を強めます。結果として、対面では日本の良さを認めていても、中国語の公開空間では表現を抑えるという二重構造が生まれやすくなります。

😭違和感の正体はどこにあったのか

日本語ニュース動画のコメント欄で中国語が増えている背景には、在日中国人が中国語話者に向けて自らの立場を示す必要に迫られている現実があります。その根底には、中国共産党による監視社会の存在があります。この監視は、ウイグルなどの少数民族に限らず、一般の中国人、さらには国外に移住・滞在している中国人にも及ぶとされています。

コメント欄に書き込まれる中国語は、日本そのものへの敵意や建設的な意見交換を目的としたものというより、「日本人に言ってやった」、「日本に染まっていない」、「自分は中国側に属している」といった同胞向けのシグナルとして機能している場合が多く、自己防衛の一形態と捉える方が実態に近いでしょう。

日本人の感覚からすれば、日本語のコメントに対して中国語で返されることに違和感を覚えるのは自然ですし、国家による監視を前提に言動を選ばざるを得ない状況自体、理解しがたいものです。しかし、こうした行動は個々人の資質や性格の問題というより、監視社会が長年かけて生み出してきた構造的な現象として捉える必要があるのかもしれません。

皆さんは、日本語のコメントに中国語で返信することに違和感を感じませんか?

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