経済学者の森永卓郎氏が、来年は日経平均は暴落して、2000円まで下がると発言しています。
現在の日経平均は4万円に届かないくらいですので、20分の1となるわけですが、こんなことは現実的にあり得るのでしょうか?
日経平均や為替レートの大幅な変動が起きる理由や、その影響について考えます。特に、経済ニュースや取引の基礎を知ることで、より深く市場を理解する助けになるでしょう。
日経平均が急落する可能性は?
皆さん、「日経平均が急落する」ってどんなイメージを持っていますか?例えば、政治の混乱や大規模な金融危機が起こった場合、市場全体が影響を受けることがあります。このような急変動は、次のような理由で起こります:
- 世界的な経済危機:金融機関が連鎖的に崩壊する場合。
- 政治的な混乱:紛争や新たな法律が市場に影響を与えることがあります。
- 自然災害やパンデミック:経済活動に直接打撃を与える大きな出来事。
しかしながら、こうした急落は必ずしも永続的ではありません。市場には自浄作用があり、多くの場合、割安感からの買い戻しや経済の安定化策によって回復します。過去の歴史を振り返ると、急落後に市場が持ち直した事例も数多く存在します。
また、急落の裏には必ずその原因があります。その原因を理解することで、次の動きに備えることが可能になります。例えば、世界的な金融危機であれば、銀行や金融機関の状況をチェックすることが重要です。政治的混乱が背景にある場合、ニュースや政府の発表を注視することがリスク管理に役立ちます。
為替レートが急変動するシナリオ
為替レートも日経平均と同様、突然大きく動くことがあります。例えば、1ドルが300円になるような極端なケースを考えてみましょう。
そんなことが起きるとすれば、次のような背景が考えられます:
- 大規模な金融政策の転換:金利や通貨供給量の急激な変化。
- 国際的な信用不安:特定の国の信用が低下し、通貨が急落する場合。
- 外資の流出:海外の投資家が一斉に資金を引き揚げるシナリオ。
為替市場はグローバルな影響を受けるため、他国の経済状況や国際的な出来事にも敏感に反応します。また、為替レートの急変動が引き起こす影響は、輸出企業や輸入品価格にも直結します。そのため、特に日本のように輸出入が経済の大きな割合を占める国では、為替の変動が経済全体に波及する可能性があります。
ただし、これらは非常に稀なケースで、通常は穏やかに動くことが多いです。それでも、日々の為替レートをチェックし、大きな動きがあればその背景を調べる習慣を持つことで、投資判断に役立てることができます。
最悪のシナリオを考える
多くの人が気づいていると思いますが、可能性があるとすれば、台湾有事、朝鮮半島の混乱などにより、日本が戦場となるような大戦になった時では無いかと思います。
ロシアがウクライナの民間施設を攻撃しても、世界が非難はしても止めることはできていません。日本は日米安保がありますので、同じ様にはならないと思いたいですが、本当にそうなるのか分かりません。最悪のシナリオとしては、気に留めておくことが必要です。
そのようなリスクも考慮するとポートフォリオの健全化も考えて、海外のインデックスに分散するようにしましょう。
心に留めるべきポイント
では、こうした変動にどう向き合えば良いのでしょうか?ここでは3つのポイントを挙げます:
- 冷静に情報を集める:ニュースや専門家の分析を参考にしましょう。インターネット上にはさまざまな情報がありますが、信頼性の高い情報源を選ぶことが重要です。公式なニュースサイトや経済レポートを確認する習慣を持ちましょう。
- リスクを分散する:一つの資産に集中せず、ポートフォリオを広げることが重要です。例えば、株式だけでなく、債券や現金など他の資産にも分散投資することで、リスクを軽減できます。
- 投資に余裕を持つ:急な出費が必要な場合に備え、十分な資金を確保してください。また、投資は余剰資金で行うことが基本です。生活費や緊急資金を削って投資するのは避けましょう。
さらに、初心者が見逃しがちなポイントとして、「感情に流されないこと」が挙げられます。市場の動きに一喜一憂せず、冷静に判断することが成功への第一歩です。
現実的には、日経が3万円を割り込むようなことになれば、多くの買い注文が入ります。そうなると上がることが予想され、その勢いで、さらに上がります。これがインデックス投資の良さでもあります。
余談ですが、
森永氏と言えば、ザイム真理教が有名な著者です。当たり前のことですが、日本が借金でデフォルトするようなことは考えられません。残念なことに学校の授業では日本は借金で大変と教えられ、だから増税は仕方ないと、小学校の時から刷り込まれています。
昨今のNISAなどの投資熱により、経済のことや税金のこと、副業や投資による確定申告など、多くの人が関心を持ち始めています。給料天引きでお金に疎い国民づくりに成功してきましたが、いろいろと気づく人が増えてきたように思えます。
インデックスは長期的な視点で
コロナの時は、日経は16000円ほどまで下がりました。しかし、すぐに2万円を回復し、そこから上がり続け、気が付けばバブル期の最高値を更新するまで上がっています。暴落した時にツイッターなどでは、手持ちの資金を全投入で買っているなどと言っていた人たちは本当に買っていたのでしょうか?
もし、16000円で止まることが分かっていれば買えますが、どこまで下がるか分からない状況では、大きくポジションをとることはリスクを伴います。2000円とまでは行きませんが、民党政権時代には、8000円だったわけですから、そこまで下がる可能性もあったわけです。
一時的に下がることはあっても、回復するのがインデックスです。長期的に保有することができるのであれば、損をする可能性は低いでしょう。
ただし、レバレッジで資金以上のポジションを持っていると強制ロスカットで資金が溶けますので、リスクはリスクとして、管理することが重要です。
日経平均や為替の変動を正しく理解することで、初心者でも落ち着いて市場を見つめられるようになります。少しずつ知識を深め、自信を持って取引に臨みましょう!まずは小さな一歩から始めることが成功への鍵です。そして、勉強を続けることで、より大きな成果を得られるでしょう。
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